2013/07/21

主日礼拝「クリスチャンの祝福」

礼拝メッセージ 「クリスチャンの祝福」 コロサイ人への手紙1章1~2節

長谷川和雄師







獄中のパウロを訪ねたエパフラスは、福音とは違う教えがコロサイ教会に入り込んだことを伝えました。そこでパウロは、キリストを知ることで足りることを記します。

.コロサイとパウロ・・・1)コロサイ教会。コロサイ教会は、パウロから福音を聞いたエパフラスを中心にはじまり、町にはクリスチャンが急増しました。しかし、福音とは違う教え(知識を重んじる異端的な教え)が入り込み、教会が惑わされました。エパフラスが悩み、パウロに相談したところ、この手紙を通して、正しい信仰について記し、どのように歩むべきかを教えられました。2)使徒。パウロは、「神の御旨によるキリスト・イエスの使徒パウロ」(1)と告白し、使徒職を宣言しました。それは、彼が復活の主に出会い、一大変化を受けたからであり、また、主から使徒として任命されたのは功績や能力などでなく、神のみ旨より出た恩寵であり、恵みであると確信し、謙った心で大胆に宣教していたからです。

.クリスチャンとは・・・1)兄弟。パウロは、若かったテモテを「兄弟(1)、「わたしの同労者(ローマ16:2)と呼んで、彼に配慮を示します。クリスチャンは、お互いが主によって罪赦された者だからこそ、互いに赦し受け入れ合い、「兄弟」(1)と呼び合えるのです(マタイ12:50)。また、主の血潮によって一つとされていますから、いかなる憎しみ、嫉妬などから生じる争いがあっても、主にあって和解が出来るのです。2)聖徒。世のあらゆるものから分離され、主の血潮によってクリスチャンとされた者が、「キリストにある聖徒」(1)なのです。世と妥協し、世と同じことをし、人々をキリストではなく自分に結びつける者は、クリスチャンとはいえません(ヤコブ4:4)3)忠実。忠実な兄弟たち(1)とは、主に示されたみ言葉を、真心を込めて忠実に守り通す者のことです。彼らは、主と主のみ言葉が真実であることを知っているのです。ですから、主にあって、信仰の確信と天国への確信を持って、み言葉に賭け、死に至るまで忠実になれるのです。
.クリスチャンに与えられる祝福・・・1)恵み。①恵み(2)とは、価値や功績などが無くても与えられます。それは罪からの救い、神の愛です(エペソ2:4-10、ローマ5:8)困難・苦難を通して、それが主からの恵みであると知ります。恵みを受け入れない信心は、高ぶりや傲慢に導きますが、恵みの信仰は謙遜に導きます。人に頼るか、神に頼るかで、傲慢になるか謙遜になるかです。恵みは自由を与えます。恵みを受け入れない信心は、律法的になり、上から教え、努力せよと縛り付けます。2)平安。「平安」(2)とは、神との和解による平安であり(ローマ5:1)。神に対する信頼により与えられる真の平和です(イザヤ26:3-4)。それは、主イエスが荒れ狂う嵐の中でも寝ていられるようなものです(マタイ8:23-27)。また、ののしられてもののしり返さず、苦しめられても脅かさず、正しいさばきを神に委ねていた、主の十字架上での平安と同じです(ルカ23章)。その主が、私たちに平安を与えて下さるのです(ヨハネ14:27)。主を信頼し、主を拠り所とする者は幸いです(イザヤ26:3-4)。私たちの心はどこに向いているでしょうか。主が全てとなっていますか。主以外のものに向いているなら、不平不満がいつも絶えないでしょう。一切の必要を満たし、全てを最善に成し、祝福し、愛で満たして下さる主に目を留めましょう。主の恵みによって、クリスチャンとされた私たちは、どのような中にあっても、主を覚え、主に目を向け、み言葉に忠実に歩む者とならせていただきましょう。

7/7 礼拝の様子
教会の各活動


午後は壮年会・婦人会合同の証し会が行われました。

今週~来週の予定


■婦人祈祷会 火曜日(23日)10:30~


※8月末まで夏季休会です

■聖書研究祈祷会 木曜日(25日)19:30~


聖書:マルコの福音書1章14~28節
題:権威ある新しい教え
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:261、396、435

■主日礼拝 来週日曜日(28日)10:30~


招詞:ヨハネの福音書15章9~11節
交読文:57 Ⅰコリント書13章
聖書:コロサイ書1章3~5節
題:神に喜ばれる教会
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:21、145、143