礼拝メッセージ 「キリストのみ業」 コロサイ人への手紙1章13~17節
長谷川和雄師
人の歩みはひとりひとり違います。友達、学校、住居、仕事、会社、結婚など、人生には選ぶべきことがたくさんあり、その時々の選びや、他の人々から選ばれることで人生は変わります。しかし、人生をやり直すことは出来ません。ですから、唯一の真の神が私たちを選び、罪の奴隷から贖い出し、罪を赦してくださった愛に応え、福音の中で歩み続けましょう。
Ⅰ.キリストと神(15-17)・・・1)キリストと神との関係。①キリストは、「見えない神のかたち」(15)であり、天にて最高位の天使よりも権威のあるお方であり、神ご自身です(使徒20:28新改訳)。②キリストは、見えない神ご自身が、罪深く弱い人間にも見える人となって、この世に来られました。(ヨハネ1:18、10:30、Iテモテ6:16)。③キリストは神の完全な啓示です(ヨハネ1:1-14)。2)キリストと万物の関係。①先在者。主は最初の被造物でなく、神から生まれた初子です。また、世の最高の支配者です(詩篇89:27)。②創造者。天体や宇宙、動植物や鉱物などの見えるもの、見えない霊、自然の力、地位や権威、その他の全ては、御子の栄光を表すため、万物の救いのため、また、万物の服従と和解のために、キリストの内にあるものによって創造されました(ローマ8:19-24、Iコリント15:28)。③保持者。神は万物を(命、死をも)創造されただけでなく、維持し、保ち、全てを組み合わせ、結合し、支えておられます(Iペテロ1:3)。私たちは、この真の神を神として拝し従うように、この世から選ばれ(聖別され)、保たれているのです。
Ⅱ.大いなる贖い(13-14)・・・神の御子なるキリストは、私たちを神の目に適う者、罪を犯さない聖い者とするために、神への償いとして十字架の上で死んでくださったのです。1)闇から御子の支配下へ。①主は、私たちを暗闇の権威から救い出してくださいます。闇は疑いや争い、悲哀や不潔に満ち、人を不信仰にします。闇を選び、その中を歩んでいますと、罪を犯すことやあらゆる欲望から抜け出せないばかりか、心と魂の盲目のゆえに福音を拒み、人生の目的を誤り、天国に行ける確信を持てなくなるのです。②神は、悪魔の支配、罪の誘惑、罪の刑罰の裁きと永遠の滅びの闇の深みから救い出すために、私たちの霊の目を開き、ご自分のもとに引き寄せてくださいます(使徒26:18)。③主は、私たちを愛してやまない神の保護のもとに引き入れてくださいます。主は全能の父なる神とひとつであられ、愛そのものであり、信頼すべき父なる神の下に私たちを導き、聖さと愛と栄光に満たし、喜びと感謝と希望に輝いた歩みを続けることが出来るようにしてくださるのです(Iペテロ2:8-10)。だから、「神の国は、実にあなたがたのただ中にある」のです(ルカ17:21)。2)贖罪。①主の十字架の死は、単なる教訓や感化を与えるものではなく、人々を罪から解放し、永遠の刑罰から免れさせます。また、主の内住により、意思や願いも主と一つにされ、真の自由を与えられます(Iペテロ1:18-19)。②私たちはいつまでも聖く歩めるように、時々刻々、神が示してくださる罪を神の前で認め、神の前に告白し、十字架の血潮を仰ぎ、
主の憐れみにすがりましょう。そして、神は、「イエスは救い主」と信じる者の罪を赦してくださったと、み言葉を通して確信しましょう。そうするならば、主は私たちを聖化へと導き、罪を犯さないように変えてくださるのです(Iヨハネ1:9)。罪を全く除き、忘れ続けてくださいます(イザヤ44:22)。過去の罪の赦しだけにとどまらないで、罪に目覚め、罪からきよめられ続けましょう。そして、この恵みの福音を、私たちの存在をもって人々に伝えましょう。
8/11 礼拝後祈祷の様子 |
午後は、壮年会(祈り会)と婦人会(例会)が行われました。
今週~来週の予定
■婦人祈祷会 火曜日(20日)10:30~
※8月末まで夏季休会です
■聖書研究祈祷会 水曜日(21日)19:30~
聖書:マルコの福音書2章1~17節
題:罪を赦す権威
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:263、177、236
■主日礼拝 来週日曜日(25日)10:30~
招詞:ヘブル書10章19~22節
交読文:56 ローマ書12章
聖書:コロサイ書1章18~20節
題:教会の頭なるキリスト
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:9、143、230