礼拝メッセージ 「救い主イエス様の誕生」 ルカによる福音書2章1~20節
長谷川ひさい師
Ⅰ、人となった神のみ子・・・
イエス・キリストは神の独り子で人となり、この世に来られました(イザヤ9:2.6)。これは、歴史上の事実です。ヨセフとマリヤは、皇帝アウグストの勅令により、住民登録のためにナザレからベツレヘムまで旅をしました。交通事情も良くないこの時代、約140kmの道のりを旅することはとても危険でした。しかし、優しいヨセフは身重のマリヤを気遣いながら、共に出かけました。ベツレヘムに到着すると、住民登録のために集まった人々で町はあふれ、宿屋には彼らの泊まるところがありませんでした。ところが、彼らがそこにいる間にマリヤは月が満ち、男の子を産みました(ミカ5:1)。その子を飼い葉桶に寝かせました。イエス様が生まれたところは寒く、薄暗く、狭く、臭く、汚いところでした。神の独り子であり、聖いお方が、貧しさもいとわずそのような所で誕生してくださったのです。
Ⅱ、羊飼いたちへのみ告げ・・・
赤ちゃんの誕生を聞くと嬉しく、また幸せな気持ちになります。イエス様の誕生をはじめに知らされたのは羊飼いでした。羊飼いは野宿をしながら羊の番をしていました。それは野獣や強盗に襲われるかもしれないとても危険な仕事であり、聖書の知識もなく、神殿の儀式にも出られなく、雇われ人で貧しく、人々からはさげすまれていました。もし、イエス様が王宮や神殿に寝かされていたら、羊飼いたちは行くことも、お会いすることもできなかったことでしょう。けれども、神はそのような人々をもかえりみ、み使いを通して、誰よりも先に救い主が誕生し、飼い葉桶に寝かされていると知らせてくださったのです。そして、天の軍勢が現れ、神を賛美しました。その賛美はなんと美しく、素晴らしかったことでしょう。
Ⅲ、いざベツレヘムへ・・・
羊飼いたちは感動を受け、「さあ、ベツレヘムへ行って、主がお知らせて下さった、救い主を見て来よう」と、お互いに御使いが語ったことを素直に信じて、心を一つにして急いで出かけて行って、マリヤとヨセフと飼い葉桶に寝かしてある幼子のイエス様を探し当てました。羊飼いたちはみ言葉どおり信じて行動し、み言葉通りに成されたことを見て体感し、見聞きしたことが何もかも御使いの語られた通りであったので、神を崇め、賛美しながら帰ってゆきました。
私たちも今日、聖書に書かれていることが歴史的事実であり、長い2000年以上の歴史を越えて、今も世界中に語り継がれていることは、背後に大きな神の愛のみ手を感じ、今日のこの感動を共にすることが出来たということは何と素晴らしいことでしょうか。しかし、知って感動を共にするだけではなく、ひとりひとりが自分の心に主をお迎えすることがとても大切なことです。そのときこそあなたのクリスマスです。主を見出すとき、本当の平安と喜びが溢れてきたなら、独り占めすることなく、家族・友人・知人に知らせ、共にこの恵みに与りましょう。
教会の各活動
教会学校の介護施設訪問の様子 |
午後は、クリスマス祝会が行われました。
今週~来週の予定
■クリスマス燭火礼拝 月曜日(23日)19:00~
聖書:マタイによる福音書2章1~12節
題:博士たちの礼拝
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:68、75、など
■婦人祈祷会 火曜日(24日)10:30~
※休会します。次回は1月7日です。
■聖書研究祈祷会 水曜日(25日)19:30~
※休会します。次回は1月8日です。
■年末感謝礼拝 来週日曜日(29日)10:30~
招詞:詩篇100篇1~5節
交読文:43 詩篇136篇
聖書:コロサイ人への手紙3章28~29節
題:感謝の心を
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:18、172、171