年末感謝礼拝メッセージ 「感謝の心を」 コロサイ人への手紙3章15~17節
長谷川和雄師
山形・新庄明星教会のT兄(91歳)は、盲人の奥様(78歳)を支え、ご自分の体の弱さもありながら80歳を過ぎても患者さんへの送り迎え、色々な催し物、東北盲信徒会、買い物、礼拝出席、車の運転をされていました。家は塵一つ落ちておらず、どの部屋もきれいに整理整頓され、外回りにも花など植えられ、もちろん3度の食事も作られ、礼拝を欠かさず出席し、家庭集会を開催するそんな彼の口癖は、「感謝、感謝の輪がいつも回っています」でした。私たちの感謝の歯車が回っているでしょうか。
Ⅰ.感謝の心を(15)・・・
1)キリストの平和。平和というとシャローム(ヘブル語)ですが、ここはエイレーネ(ギリシャ語)です。「平和、安心、安全、平安」の意味です。主にあって神と和解し、安らかである心で満たされることです(ローマ5:1、ヨハネ14:27)。クリスチャンは、このキリストの平和で支配され、この世から召しだされて、キリストを頭とし、一つとされた教会に集められているのです。
2)感謝していなさい。だから、このキリストの平和を思い起こし、感謝深い者とならせて頂きましょう。しかし、同じ状況でも、不平か、感謝に溢れるかで、人生が変わることがあります(「草履と傘の商人」中国の古い物語)。10人の重い皮膚病が癒され、主に感謝をしに帰ったのは、異邦人1人でした(ルカ17:11-19)。居、食、住、空気、水、眠りを感謝しているか。主を礼拝できることを心から感謝し、お互いに「ありがとう」と感謝し合いましょう。
Ⅱ.神に感謝しほめたたえよう(16)・・・
1)み言葉に生かされ、主の内住、臨在を覚える歩みは、日々、主の十字架を覚え、神の憐れみに生かされることです。逆境の時だけでなく順境の時も主に頼ることです。
2)感謝の心。徳永規矩(1861-1903熊本藩士、明治21受洗)。全事業に失敗し全財産を失い、結核となりましたが神への信頼に生き、信仰の証を『逆境の恩寵』にまとめました。ある時、徳永兄が米屋に一斗注文したのに、米屋は四斗もって来て代金はいつでもよいとのことで、感謝して休みました。ところが翌朝、四斗の米が盗まれていましたが、彼は5つ神に感謝しました。「①盗まれても盗む者とならなかった。②人から信頼され愛されている。③自分の物が盗まれた。④肉の糧は盗まれたが霊の糧が盗まれない。⑤霊の糧を盗まれないようにとの警告を与えられた」と家族に語りました。み言葉に生きる時、逆境の中に恵みを発見し、それを喜び、感謝することができるのです。
Ⅲ.キリストの名によって感謝(17)・・・
生活の中で。同じことでもAには感謝、Bには不平となるのでしょうか。神がくださるものには何ひとつ悪いものはありません(Iテモテ4:4)。私たちは主の憐れみと恵みによって生かされているのですから、その言動において主の臨在を覚えて生活(きよめ)しましょう。主にあって、心から父なる神に感謝が湧き溢れる者とならせて頂きましょう。
CS冬休み書道教室の様子 |
午後は、臨時教会総会とCS冬休み書道教室が行われました。
今週~来週の予定
■婦人祈祷会 火曜日(31日)10:30~
※休会します。次回は1月7日です。
■元旦礼拝 水曜日(1月1日)11:00~
招詞:詩篇29篇1~2節
交読文:48 イザヤ書35章
聖書:マタイによる福音書6章25~34節
題:まず神の国と神の義を
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:18、349、291
■聖書研究祈祷会 水曜日(1月1日)19:30~
※休会します。次回は1月8日です。
■新年礼拝 来週日曜日(1月5日)10:30~
招詞:ヨハネによる福音書4章23~24節
交読文:42 詩篇130篇
聖書:コロサイ書2章16~23節
題:健全な信仰
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:1、371、341