2014/03/02

主日礼拝「主にある平安」

礼拝メッセージ 「主にある平安」 詩篇23篇2節

長谷川和雄師

 

羊が横になって伏す条件。
①恐れがない事。
②仲間と緊張や摩擦のない事。
③害虫に苦しめられない事。
④餓え渇きがない事。
羊が安全に緑の牧場に伏し、満ちたりるのは、羊飼いによります。

Ⅰ.恐怖心からの開放…
1) 羊は臆病です。物音で一匹が走り出すと、周りの羊も駆け出します。羊は危険がある間は立ち尽くし、逃げる用意をしています。無力で臆病で、弱々しく逃げるのみ、出産間近な雌は流産します。
2) 羊飼いは番犬と共に物音で目を覚まし羊を守ります。羊は羊飼いがそばにいると落ち着きます。
3) 人は人生で予期せぬことが襲った時は、恐怖におののきます。しかし、苦難の中で主の臨在を知ると、恐れから開放され安息を得ます(詩篇3:5)。ですから、安心し、平和な心、混乱や悩み、将来への平安の心が与えられるのです(詩篇4:8)。それを気づかせて下さるのは聖霊です(Ⅱテモテ1:7)。

Ⅱ.仲たがいからの開放…
1) 羊。緊張関係、敵対関係、残酷な競争。動物の序列が確立されていないと群れに摩擦が生じ、自分の良い環境の確保のために身構え、緊張し、落ち着きがなくなり、立ち尽くし、やせてきます。しかし、羊飼が群れに気配りをすると、羊は戦いを止め、落ち着きを取り戻します(エゼキエル34:15、23)。
2) 人間の競争社会は、自己主張と争いが絶えず、傷つき、不満が溢れ、貪欲となり、権利や利益のために立ち上がり、人の先に立とうとします。3)良い牧者。人々や周りでなく、臨在の主が居られ、私の目が主に注がれているとき平和です。地位などは主が決めます。主が判断し、主の評価が問題です。内住の主が、私の心に働きかけ、人目に付く地位より、良い牧者の愛を選び、敵対関係から開放されます。

Ⅲ.思い煩いからの開放…
1) 牧羊は寄生虫が少ない乾燥地帯でなされます。しかし、苦労して青草を育てる必要があります。羊は毛づくろいも、仰向けになってこすれないので、足をばたつかせ、頭を振り、やぶの中に入り追い払おうとし、立ち続け、やせ衰えます。良い羊飼いは常に見守り、労を惜しまず、高価な駆除剤を塗ります。
2) クリスチャンは喜びと感謝の生活を願いますが、色々な考え、世の惑わし、欲求不満、不愉快な経験が悩ませます。神を信じているのに苦しむことがあります。しかし、神は必要を満たし、最善にされます(ローマ8:28、ピリピ4:13、19、ヘブル13:5)。だから神の国と神の義を求めましょう(マタイ6:31-33)。不平不満をもつと、羊が弱るように、私たちも弱ります。祈りをやめ、神に喜ばれる生活が出来ず、証が弱り、家庭と聖霊の宮が破壊されます(Iコリント6:19-20)。主の臨在は恵みの雨を降らせ、堅い心を砕き、み言葉の種を蒔き、喜んで主のみ業を受けます。

Ⅳ. 憩いの水ぎわに伴う主…
1) 人体の75%は水分で、20%を失うと命取りです。水は消化吸収を助け、栄養分を細胞へ運び、毒素を除き、関節を円滑にします。脱水状態になると暑さに負け、頭痛、筋肉痛、目が乾きます。老人は渇きが鈍りますが、水の取り過ぎは体を冷し、嘔吐、下痢、免疫低下、鼻水、肥満、精神不安定などになります。しかし、水を飲み、水の音を聞き、 水を見、水に浸るとリラックスします。
2) 羊が渇くと水を求めて動き、汚い水を飲み寄生虫などを取り込むので、羊飼いは水を苦労して確保します。それは、①草の朝露。②深い井戸水。③泉や川の水です。
3) クリスチャンの水。
①魂の渇き(詩篇42:1-2)。朝早く神と交わり、み言葉を内に頂く者に(エレミヤ2:13)、主は聖霊を与えて下さいます(マタイ5:6)。
②井戸水。水は聖霊であり、み言葉です。御霊に満たされるとは、み言葉に満たされることです(ヨハネ7:37-39、エゼキエル47:8-12)。
③泉や川に主は導き(マタイ6:27、ヘブル4:16)、言葉を与え(マルコ13:11)、聖霊に満たし、主に従う者に霊的に成長させ、周りの人々を祝福の道へと導きます。


教会の各活動



午後から、教会役員会が行われました。

今週~来週の予定


○婦人祈祷会 火曜日(4日)10:30~

※京都レディーズランチョンのため、休会です


○聖書研究祈祷会 水曜日(5日)19:30~


聖書:マルコによる福音書6章30-44節
題:飼い主のない羊
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:19、242、206


○主日礼拝 来週日曜日(9日)10:30~


招詞:詩篇100篇1-5節
交読文:7 詩篇23篇
聖書:詩篇23篇3節
題:魂を生き返らせ義に導く主
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:19、276、384