礼拝メッセージ「主にあって堅く立つ者」テサロニケへの第一の手紙3章6~13節
長谷川和雄師
有志の特別賛美の様子 |
Ⅰ. テモテの吉報
パウロは吉報をコリントで聞きましたが(使徒18:1,5)、実に喜ばしい内容でした。
- 信仰。テサロニケの信者は主にあって固く信仰に立っていました。信仰とは、神に対する当然の態度で、神を知り、神を愛し、信頼し、従うことを含む言葉です。彼らの信仰は、次々と襲う艱難の中でも揺るぐことなく、試みる者から守られ(5)、信仰を勝ち取り、信仰の火は燃えており、感謝で喜ばしい吉報でした。
- 愛。その愛は、兄弟のために重荷を負い、犠牲を払い、労苦をいとわず、自分を与える愛です(1:3)。また、迫害する同国人の救いのために熱心に祈り、諸教会への兄弟愛を持ち続け(2コリ8:1-5)、神を愛し、隣人愛であふれていました。
- 再会を熱望。パウロは再会を熱望していましたが、テサロニケの信者は、周りの人々がパウロへの中傷や非難を聞いても、信仰と愛の指導者への好意、親切、尊敬と信頼は揺るぎなく、いつもパウロのことを覚え、彼に会いたがっていたというのです。
Ⅱ. テモテの吉報の効果
吉報との言葉は、主の救いだけに使う福音との原語を用いて表現しました。テサロニケの教会の人々が困難に囲まれ、艱難に耐え、神への信仰、兄弟愛、み言葉への尊敬と従順を堅く堅持していたのは、選びの民への約束を果たし、神が守り、支え、導き、養い、神の恵みの真実ゆえでしたから吉報だったのです。
- 慰め。コリントにいたパウロは苦難と艱難の中にあり(使徒18:8-11)、神の励ましが必要でした。しかし、苦難と艱難の中にあるテサロニケの信者の神に対する信仰、兄弟愛、み言葉への尊敬と従順を堅く堅持しているとの事実は、み言葉を伝えるパウロにとって福音であり、慰めであり、純粋な励ましを与えられ、生きがいを覚え、伝道への力と勇気と希望をもてたのです(8、ピリピ1:21-22、1コリ15:31-32)。
- 神への感謝。テサロニケの信者の信仰の堅持は、人間的な見方ではパウロの働きの結果です。しかし、パウロの見方はまったく異なります。彼らの信仰の堅持は、御子の贖いのみ業によって、神の国を成就するという、救いのご計画の遂行以外の何ものでもないので、神に感謝するのです(9)。神のみ業の器である人間を褒め、神の栄光を奪ってはいけません。
Ⅲ. 吉報からさらなる祈り
パウロはこの吉報で有頂天にならず、彼らのために執り成しました。
- 神による再会。パウロは再会を切望しましたが、自分の願いや努力、考えや計画ではなく、神の導きと支配に全く委ねて祈った(2:17、3:6、10-11)。「道を開く」のは人間業ですが、神が開く道は最善の道です。
- 愛の増加。神の愛にますます満たされ、自己愛の除去を祈りました(11-12)。兄弟相互の愛は一致を生み出し、信仰が堅持され、教会外の人への愛が生まれます(ルカ6:27-28)。
- 再臨の備え。再臨に備えて、世の試みや惑わしに動じず、堅く立ち続ける様に祈りました(13)。終末の前兆として、多くの人たちの愛が冷え(マタイ24:12)、道徳的荒廃が予告されています(2テモテ3:2-5)。愛と聖さが急速に喪失されていく中で、主の再臨の希望に満たされ、追い求めていく者であらせていただきましょう。
ボウリング大会の様子 |
教会の各活動
午後は、CS初夏のレクリエーション(ボウリング大会)が行われました。
今週~来週の予定
○婦人祈祷会 火曜日(6月28日)10:30~12:00
聖書:ピリピ書1章20節
説教者:長谷川ひさい師
題:キリストがあがめられること
新聖歌:190、428
○聖書研究祈祷会 水曜日(6月29日)19:30~21:00
聖書:使徒行伝9章1-9節
題:ダマスコ途上のサウロ
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:258、428、429
○主日礼拝 来週日曜日(7月3日)10:30~12:00
招詞:ヘブル書10章19-22節
交読文:19 詩篇51篇
聖書:第1テサロニケ書4章1-8節
題:神のみこころは聖くなること 説教者:長谷川和雄師
新聖歌:264、372、379