2018/05/13

主日礼拝「母の日に想う」

主日礼拝メッセージ「母の日に想う」ルカによる福音書10章38~42節


(長谷川和雄師)


母の日のプレゼント製作の様子
母の日の今日、元気な私の母や、ひさい師の母を想いだしますが、どのような母が尊敬されるかを考えましょう。昨年、お互いは神の家族ですと学びました(エペ2:18—19)。私には故鈴木基与子師(岡南教会)が霊の母であり、京都信愛教会の皆さんは、私の家族と同じであり、家族よりも深い交わりをします。共に痛みや苦しみを分かち合い、共に祈り、共に助け合い、共に喜び、共に学び、共に労し、共に涙します。そのような人間関係の中で、母の日の今日、母と呼ばれる女性は、主にあってどうあるべきかについて、今日のテキストから学びましょう。

Ⅰ.主のために必要なこと…


マリヤとマルタの一家は接待にたけおり、主に愛されていました(ヨハ11:5)。
  1. 主がマリヤの家に来られると知り、マリヤとマルタは接待の準備をしました。しかし、敬愛する主が話し始めたので、マリヤは主のお言葉を聴くために、主のみもとに座って聞き入りました。マリヤもマルタも信仰を持ち、忠実な人で、主を愛し、信頼していました。マリヤは瞑想的で、内面的で、霊的関心が深かったのですが、マルタは事務的で、活動的で、具体的で、広く配慮をし、感情的で、霊的関心が薄かったのです。
  2. 信仰はまず、み言葉を聴くことが大切です(ロマ10:17)。サムエルは、サウルに「聞き従うことは犠牲に勝る」と教えました(Ⅰサム15:22—23)。み言葉を知識としてではなく、主のみ言葉に聴き従うことに心を傾けたいものです。主のように世から聖別された者、「主の心を心とする者」として歩みましょう。

Ⅱ.仕える者に必要なもの…

  1. み言葉を聴いて行う人は賢い人です(マタ7:24)。み言葉を聴く者は、主にあって大切な奉仕を最後まで成し遂げる勇気と力を与えられるからです。
  2. マルタは自発的に、主への接待を熱心にしました。しかし、奉仕の優先順位を間違い、ただ忙しく動き回り、心を乱し、理性を失い、不安と不信が襲い、神を愛する心を失い、心の配慮を欠きました。だからマルタは、マリヤの身勝手な振る舞いと思える行動に不満を抱き、お客様である主を非難し、指図してしまいました。それは、自分の正しさに立ち、自分の事で精一杯で、他人の必要を省みなかったからです。
  3. マリヤにとって主の足元は、敬愛する方のみこころを伺い、主にあって新創造される所でした。愛は深く物事を見、同じ使命と重荷を分かち合える喜びから、互いに犠牲を払います。だから、後に彼女は、主に対して高価な香油を主の足に注ぎました(ヨハ12:3)。主の心を心としたのです。

Ⅲ.自分にとって必要なもの…


精神科医が、ノイローゼの自己判断は、「何が一番大切かの順序の判断ができなくなり、どうでもよい小さな事にこだわり、精神が不安定になることです」と言います。
  1. み言葉を聞くことは、最高の特権であり財産です。誰からも奪ってはいけません。み言葉は、感情や経験では得られない確信を与えます。愛する人とはいつも共にいたいし、愛する方の言葉を聞くことは最上の喜びです。
  2. 有ったらうれしいが、なくても困らないものは、この世のものです。それは、お金、地位、家柄、友、学歴、健康、楽しみなどです。しかし、なくてはならないものは永遠の命であり(ヨハ17:3)、神の恵みと慈しみ、憐れみと祝福です。これらを共に受ける、神の家族を大切にしましょう。主は私たちを愛し、一切の必要を満たし、罪の奴隷だった者を救い出し、神の子としてくださいます。これこそ必要なものです。母の日の今日最も大切なことを第1とする女性とされ、神に喜ばれる歩みをし、周りの人々に主を証する者とされたいものです。




教会の各活動


教会決算総会が行われました。


今週~来週の予定

 

○婦人祈祷会 火曜日(5月15日)10:30~12:00


聖書:2コリント書12章9節
題:わたしの恵み
説教者:長谷川ひさい師
新聖歌:302、284

○聖書研究祈祷会 水曜日(5月16日)19:30~21:00


聖書:使徒行伝27章1~26節
題:望みを抱く信仰
説教者:長谷川和雄師
新聖歌:264、250、321

○ペンテコステ礼拝 来週日曜日(20日)10:30~12:00


招詞:ヨハネの福音書16章13節
交読文:26  詩篇84篇
聖書:ルカの福音書11章5~13節
題:「求める者に与えられる聖霊」説教者:長谷川和雄師
新聖歌:264、135、136